平成18年12月7日(木)に「比叡山の不滅の法灯」が上寺山餘慶寺へやってきました。1200年受け継がれて、安寧を願っている心の法灯です。ご承知のように日本仏教の母山・比叡山、開祖伝教大師・最澄が自ら刻んだ薬師如来像の前に掲げていた灯明で、延暦寺根本中堂の「不滅の法灯」です。

画像の説明:「不滅の法灯」伝達式
平成18年12月7日(木)午後3時15分、山陰天台仏教青年会会長から岡山天台仏教青年会会長に
「比叡山の不滅の法灯」が両天台仏教青年会役員と餘慶寺各院住職が見守る中、手渡されました。
幾多の法難を受けたにもかかわらず1200年も受け継がれた「不滅の法灯」が餘慶寺に分灯された瞬間です。

画像の説明:「不滅の法灯」伝達式
1200年の歴史を持つ「比叡山の法灯」が餘慶寺に灯されると、
読経が流れ、いつもの餘慶寺に戻りました。
例を見ない1200年を超えて受け継がれている灯明です。比叡山延暦寺は世界遺産リストに登録されており、優れた普遍的価値は世界の多くの人々に認められております。
この法灯は860年に慈覚大師が山形県の山寺・立石寺を開山する時に分灯されました。皆さんお馴染みの松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入蝉の声」とよんだあの山寺です。戦国時代に焼失してしまいましたが、再度、分灯された曰くがあります。
比叡山は織田信長によって「一山焼き討ち」という法難に合い、「不滅の法灯」も歴史を閉ざす所でしたが、立石寺に分灯していた法灯によって蘇りました。その後、豊臣秀吉や徳川家康によって復興され、昭和の大造営を経て現在に至っています。

画像の説明:分灯後の最初の薬師堂での護摩供養
平成18年12月8日10時、餘慶寺薬師堂に「比叡山の不滅の法灯」が灯り、最初の護摩供養
が行われました。岡山天台仏教青年会の会員が列席し、ご祈祷を受けた参拝者と一緒に
薬師如来真言を唱え、お参りをしました。
餘慶寺本堂に分灯して頂いた「不滅の法灯」は、平成19年1月5日に四国天台仏教青年会へ引き継がれ
ますが、年末年始には餘慶寺でご参拝いただけます。伝教大師が詠まれた「法の灯」(のりのともしび)を、
ぜひ皆様方にお詣りいただけますよう餘慶寺本堂にてお待ちしています。 合掌